会長挨拶

銚子ロータリークラブ

第67代会長 佐藤 直子

2023-24年度、ゴードンR.マッキナリーRI会長のテーマはCREATE HOPE in the WORLD「世界に希望を生み出そう」です。そして、世界に希望を生み出す重要な方法は、平和に重点的に取り組むことだと述べられており、世界の多くの地域で平和が実現しない限り本当の安らぎはないと「平和の推進」を強く指摘しました。

 この「希望」や「平和」という言葉を受け、私個人も、ここ十数年、日本も例外ではなく世界中が急速に「混沌とした時代」を浮遊しているかのように感じていました。所謂「カオス」という言葉が盛んに使われるようになり一層それを象徴していますが、何処かで紛争や戦争が常に存在し多くの命が犠牲になっていることや、貧困や地球温暖化の影響で飢餓や災害に苦しむ人々がいる現実があること、また、マイノリティの人びとへの差別や偏見、自国政策への無関心や放任、更には個人第一主義的な生き方をしている人達がいるというように、色々な価値観が同時に存在し世界中が自ら不具合を生み出しているように見えます。そういう意味でも、この「世界の平和」をどこまで捉えられるか、今の時代をどう生き抜いていくかを問われているのではないでしょうか。ですから、この混沌とした世界の中で、先ずは自分たちのクラブの中で身近な活動として何が出来るか、何を提供できるかを会員の皆様と「考え、共有し、行動する」年度にしたいと思います。

 2790地区の鵜沢和広ガバナーの方針は、「多様性、公平さ、インクルージョン(※DEI)についての継続的な対話、学び、スキルの構築を支える文化をロータリーで築く」ことの必要性を説き、そのために「Engagement=繋ぐ」いう言葉を強調され組織への帰属意識の向上を求めています。私たちは先ずは、「多様性とは何か」「公平さとは何か」「インクルージョンとは何か」と、この言葉の意味するところを捉えながら「今出来ることは何か」を考え、組織に対する愛着心を持てるクラブにしていきたいと思います。言葉だけが先行するのではなく、具体的な行動に繋げる作業を丁寧に行う一年にしたいと思います。

※DEI: DはDiversity(多様性)、EはEquity(公平性)、IはInclusion(包括性)

具体的に今年度は次の三つを重点項目とします。

1.再度「銚子ロータリークラブの戦略計画」を早期に立案する。

2.奉仕プロジェクトの活動内容を見直し、新規プロジェクトの創設に結び付ける。

3.クラブの強みを最大限に生かしつつ、明るく楽しい環境づくりをしていく。

そして、銚子ロータリークラブの<スローガン>を『個々の違いや個性を組織の強みとして活用し、個人とクラブの双方が最大のパフォーマンスを発揮しよう!!』とします。

一年間、全会員の皆様と共に活動を楽しんで参りましょう。どうぞ宜しくお願い致します。